うどん小話 番外編 その二十三 団子の串(パート3)
台風14号が九州縦断し、四国の香川県にも少なからずの被害を与えました。昨年のことがありますので、我家も土嚢で防御です。幸い無事に終わったのですが、土嚢の後仕舞には少々参りました。1個の重さが雨水を含み約30kgになっています。そのうえ台風一過の猛暑です。腕の力だけでは動きません。1個ずつ抱きかかえての仕舞です。休み休みの作業でしたが2時間余りかかりました。
泣き言ばかり言っても仕方ありません。この台風のおかげで早明浦ダムの貯水率は一夜にして0%から100%となり、香川県民100万人を水飢饉から救ってくれました。自然の力にはただただ畏怖と畏敬の念をおぼえるだけです。
さて、前回K先生と三兄弟と「団子の串」の話を書きましたが、その全中大会から立て続けにK道場にかかわる人達が不思議と優勝するのです。
まずその一人は、K先生の大学の後輩であるK君が、四国空手道選手権大会の重量級で優勝。その一週間後、S警備会社の逮捕術全国大会で高松支店が初優勝。もちろんK君の活躍によるものです。S警備会社の支店長、大喜び。早速祝勝パーティを催すとの報告がありました。
次に続いたのが息子(当社の社長・35歳)の優勝です。孫二人がK道場へ入門したことは前の小話で度々書いています。実はこの時以来、息子も空手の練習を始めていたのです。子供達を強くするには親が汗を流す姿を見せなければと言うことで、K三兄弟にコテンパンに練習をつけてもらっていました。その甲斐があり、9月11日に催された香川県空手道選手権大会の新人戦の部で優勝です。
これも"物実"なのでしょうか。
今頃はタイ・バンコク行きの飛行機の中で、優勝の余韻に浸りながらビールを飲んでいることでしょう。残念ながら私は留守番役。我家でビールを飲みながらこのページを書いています。
団子の串、すなわち"物実"の話はこのページで終わりとします。