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うどん小話

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うどん小話 番外編 その七 神さまのレッドカード

讃岐路も「大寒」に入りますと、さすがに冬らしくなります。「大寒」に入ったとたんに雪です。ちょうどその日に、大学の後輩W君が高松にやってきました。静岡県の焼津からでしたので、雪を見て大喜び・・・・。焼津はめったに雪が降りません。

金比羅さん、栗林公園、屋島、鳴門などなど観て廻り、夜は「うどん」と瀬戸内海の「魚」です。「うどん」だけが讃岐の特産ではありません・・・・念の為。 W君、焼津の生れなので、魚はマグロが一番旨いと信じて大人になったような人です。そこで高松の夜は"フグ"のフルコースで攻めてみました。静岡地方には"フグ"の食文化があまり根付いていないようで、ダイダイ酢が"フグサシ"にピッタリ合うのが初めてわかったみたいです。(ダイダイとは正月のお飾りに使う柑橘類)

海の魚は"マグロ"だろうが"フグ"だろうが、どこでどのようにして食べようが関係ないのですが、問題は肉(家畜)です。昨年米国で発生したBSE、今年は東南アジア、中国、パキスタンにかけて急激な広がりをみせている鳥インフルエンザ。

なぜ今になってこのようなことが起きたのでしょうか・・・・?。実は家畜の餌になる穀物の生産量が、98年以来横ばいから減少に転じていて、特に中国はもし今年(2004年)が世界的に不作だと、来年以降食べる穀物が底をつくと言われています。もはや地球には家畜に食べさせる餌がないのです。

このことが問題の根底にあるように思えてなりません。ところが今までの飽食の時代が忘れられない消費者、生産者、流通業者、そして行政はあたかも食料は無限に存在するかのような幻想を持ち続けています。

こんな時にはやっぱり神さまの存在が必要となります。我々の頭上に「レッドカード」をかかげて食の安全を教えてくれているのです。コイヘルペスの時は、「イエローカード」でしたが、今度は「レッド」です。

真剣に「地産地消」の精神を考える時が来たみたいです。

当分バンコクにいけないかと思うと残念無念・・・・!!

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