うどん小話 その十五 ”通”
最近、インターネットや雑誌などで”うどん”のことが話題になるようになりました。テレビ番組でもたびたび取り上げられています。
自称”うどん通”が増えてまいりました。・・・・・・・しかし、”通”の意味を知って使っているのか疑問に思います。
そこで広辞苑です。
”通”とは人情や世間のことを良く知っていて、さばけていること、野暮でないこと、人事の機微に通じている人、特に花柳界の事情に通じている人、通客、粋人。
と、以上のことが書かれています。
本を書いたり、インターネットで掲載するのであれば、本職のうどん屋以上の知識を持って欲しいものです。
我々は、皆、命がけで商売しているのですよ。
自分の好みで店の判断はしないでください。その店が存在しているのは、お得意様(お客様)が付いていてくれるからです。本に載っているとか、テレビに出たからではありません。
ブームに乗って、他人の商売をネタにするのは、”粋”ではありませんね。