うどん小話 その六十三 正月
明けましておめでとうございます。
10年前までは1月1日(元旦)から営業していたのですが、家族・社員のことなど考え、元日だけは休業日にしています。
今年も1月2日から営業し、今日が5日です。早くも正月が終わってしまいました。歳をとりますと、日・時が経つのが早く感じられます。
1月2日・3日は1日で1,400食余りのうどん玉がでます。これを全て手作りでやるのですから、それはもう大変です。
まったく店とお客様とのバトルです。
正月は特に天ぷら類のメニューがよく売れます。一日中天ぷらの揚げ通し、頭のテッペンから足の先まで食油のにおいがしみこんでしまいます。
どんなに忙しくても、天ぷらは揚げたてでなければいけません。(小話その六をもう一度お読みください。)
朝の早い社員達は午前4時にはもう仕事にかかっています。手打うどんの店ですから、その日に製造、その日に売り切ってしまいます。"だし"も"生地"も翌日に残すことはありません。
私を含め社員一同が元気な限り、正直に手打うどんを作り続けてまいります。
讃岐の食文化だと思い、誠実をモットーに今年も頑張ります。