うどん小話 その八十四 生姜(パート4)
5月に入りました。昔でしたら男の子がいる家には"鯉のぼり"が舞い上がっていたのですが、最近ではあまり見かけなくなりました。
江戸時代に始まった風習で、木ではなく竹に紙製の鯉(真鯉だけ一匹)を付け舞い上がらせていたのです。(庶民だけの風習)
それは鯉の"滝(たき)のぼり"を、"竹のぼり"にひっかけた江戸っ子のシャレで竹を使っていたのです。また、武家は家紋の入った"吹きながし"を揚げていました。
この風習は関東が発祥地で、後、関西地方に伝わっていきました。
今日は"しょうが"の殺菌力につての話ですが、5月になったことだし"鯉のぼり"について少し書いてみました。
"しょうが"の辛味の成分は結晶性のジンゲロン、油状のショウガオール、芳香のジンゲベレン等いずれも精油によるもので、特にジンゲロンは腸チフス菌・コレラ菌に対して強い殺菌力があります。
特に効果があるのは「アニサキス」の幼虫を死滅さすことです。
この「アニサキス」ですが、あまり聞いたことがないでしょう。ところがこの寄生虫、非常に怖いのです。どんなに怖いか・・・・?
次のページに書いてみます。