うどん小話 その百七十六 チャボと孔雀(パート3)
孔雀の生息地は、主にインド・ビルマ・ネパール・スリランカ・マレーシア・ジャワなどです。近年になってアフリカのコンゴにも1種いることが確認されました。野生種は3種あります。その中で圧倒的に数が多く、世界に広く知られているのが「インド青孔雀」です。「インド孔雀」とも「青孔雀」とも呼ばれています。一般的に孔雀といえばこの鳥を指します。
その他「緑孔雀」とか「ジャワグリーン」と呼ばれる孔雀がいます。頭・首・背中にかけての羽が メタリック調の緑色をしているのが大きな特徴です。
寒い冬が越せないという弱点があるため、マレーシア・ビルマ・ジャワのごく限られた地方にしか生息していません。
第三の種はアフリカのコンゴの一部地域に生息している「コンゴ孔雀」です。他の種よりも体がうんと小さく、鶏くらいの大きさです。個体数が少なくその自然の生態は未だに良く知られていません。
以上3種類の孔雀がいるわけですが、当然、当店の孔雀は「インド孔雀」です。インド原産とはいえ、日本生れの志度町育ちです。すっかり野生の性格がなくなってしまい、卵は産みっぱなし、自分でヒナをかえすことができません。そこでチャボの登場となるのですが・・・・、詳しくは次ページで書いてみます。
卵の大きさは鶏の卵の倍位あり、思いのほか硬く、少々の力では割れません。中身はほとんど黄身で目玉焼きにするとビックリするほど"大目玉"になります。
お客様に差し上げることもありますが、大半は私が食べます。これが元気の素なのです。
でも今年はヒナをかえそうと思い、ヒナ小屋を作りました。ヒナがかえれば小話で報告いたします。