うどん小話 その二 うどんの語源について
「饂飩(ウドゥン)」の語源は中国の「饂飩(フゥンドゥン)」の変化したものと考えられます。
「饂飩(フゥンドゥン)」は面皮に具を包み込んだ食べ物です。古代の日本人は仏教伝来による殺生肉食禁忌思想の普及で、
「饂飩(フゥンドゥン)」に肉の具が入らなくなり、皮だけが残っていったのです。
そして、食べやすいように、皮を伸ばして、切って食べるようになり、面皮の皮がだんだん「饂飩(ウドゥン)」に
変化していきます。
日本の「饂飩(ウドゥン)」の発展史の始まりは、「饂飩(フゥンドゥン)」の形の変化過程から生まれた可能性が大きいように
思います。
現在、中国では、小麦からできた食べ物のことをすべて「面」と書き、「メン」と発音します。
今日はうどんの語源について簡単に書きましたが、いずれ機会を見てもっと詳しく調べてみたいと思っております。