トップページ » うどん小話 » 第一巻 目次(1~20) » その九 うどんの”だし”と、天ぷらの”衣”は恋人関係!

うどん小話

  • 第一巻目次(1~20)
  • 第二巻目次(21~40)
  • 第三巻目次(41~60)
  • 第四巻目次(61~80)
  • 第五巻目次(81~100)
  • 第六巻目次(101~120)
  • 第七巻目次(121~140)
  • 第八巻目次(141~160)
  • 第九巻目次(161~180)
  • 第十巻目次(181~200)
  • 番外編目次(1~)

うどん小話 その九 うどんの”だし”と、天ぷらの”衣”は恋人関係!

うどん小話 その六で、天ぷらうどんと海産物(昆布、いりこ、削り節)でとった”だし”が不思議と絶妙に合うことを掲載しましたが、この秘密がわかりました。

ある製油メーカーの方より、メールをいただきました。次の通りです。

天ぷらというのは、食材の味を活かしながら、独特の香りと食感を”衣”に付与する調理法です。

揚げることにより、食材の水分は急激に減少します。減少した分、代わりに油が吸着していくのです。同時に食材の澱粉と蛋白は、変形して食べることに適した”味”、”食感”、”香り”が増していきます。

そして、うまみと香りを含んだ衣がうどんの”だし”にしみこんでいき、いっそう深い味になります。

良い油と食材もさることながら、”衣”に秘密があるのです。

このページのトップへ戻る