うどん小話 その百九十一 脳卒中
すっかり新緑の季節になりました。店の庭にある"もみじ"の葉っぱも、キラキラ輝いて見えます。鶯の鳴き声も一段と美声を増してきました。梅には"メジロ"、新緑には"ウグイス"・・・・ということが庭の変化で良くわかります。
ところが新緑になったのはいいのですが、これからが害虫(イガラ)との戦いの始まりです。この戦いは紅葉の始まる10月頃まで続きます。"イガラ"は毒性の強い害虫で、これにやられますと病院行きとなるほどです。
木の害虫予防の話をすれば長くなりますので、こゝで本題に入ります。
最近、香川県がうどんブームとなり、うどん店巡りの専門ガイド(男性)が登場するほどになりました。つい最近のことです。このガイドさんが"うどん"をたくさん食べている香川県人は、脳卒中になる人が多いと県外のお客様に説明したそうです。この話を某短大のK学長(日本でも著名な栄養学の先生)が聞き、このガイドを探しだし、注意した!!・・・・とのことが地元紙に掲載されていました。
以前の小話に書きましたが、うどんの塩分は茹でる過程でほとんど溶出していきます(小話三十七参照)。日本食品標準成分表によると、茹でる前の生うどんの塩分は2.5%ですが、茹で上った後は0.3%となっています。毎日うどんを食べている私の血圧は、"80~130"と60歳になった今でもこの数値をキープしております。当然、香川県は脳卒中の患者は多くありません。
今はうどんブームとなっていますが、新緑と同じで、気を付けなければ、いつ虫が葉っぱを食い荒らすかわかりません。
真面目に、真剣に、そして楽しいガイドをしましょう。