トップページ » うどん小話 » 第十巻 目次(181~200) » その百九十五 100円相撲

うどん小話

  • 第一巻目次(1~20)
  • 第二巻目次(21~40)
  • 第三巻目次(41~60)
  • 第四巻目次(61~80)
  • 第五巻目次(81~100)
  • 第六巻目次(101~120)
  • 第七巻目次(121~140)
  • 第八巻目次(141~160)
  • 第九巻目次(161~180)
  • 第十巻目次(181~200)
  • 番外編目次(1~)

うどん小話 その百九十五 100円相撲

最近の世相なのでしょう、激安100円ショップが高松市内にも多くなりました。これにつられて"100円うどん店"の出現です。

我が家では100円相撲が大流行。上の孫が小学二年生となり、"体つき"・"顔つき"もしっかりとしてきました。そこで目と目が合えば、100円賭けての大相撲です。私が勝つと只、孫が勝つと100円の取り分。三度に一度は敗けてあげるので、子供にとっては最高の小遣い稼ぎとなります。これを観て下の孫も私に挑戦。子供とはいえ番数が多くなると息が上り、敗ける場面が多くなります。

この二人、最近流血のバトルをするようになりました。やっぱり男の子です。父親はさほどビックリしませんが、母親は大アワテで医者に駆け込み、昨朝は額に大きなバンソウコウを貼っての登校です。

最近、手打の技術で息子、職人さん達に敗けるようになりました。手打うどんですので、お客様の前で打ち、切り、そして釜の中に入れます。11時過ぎから打ち始め、午後1時頃までは集中力が持続できます。ところが、1時半過ぎる頃からだんだん無くなり、うどんが太くなったり細くなったりとバラツキがでてきます。まだまだ若い者には敗けまいと思い頑張っているのですが、後から追っかけてくる若い者には勝てません。

以前の小話に書きました"娘さん"が、最近嬉しいことに顔をみせてくれるようになりました(小話七十八参照)。今ではすっかりK君の"麺"がお気に入りのようです。ほんとうにお客様は正直です。良いものは良い。ダメなものはダメ、としっかり判断してくれます。

食べ物屋はお客様との格闘技です。と、言うことで今から空手の練習に行ってきます。外は、今日からの入梅で雨模様。

このページのトップへ戻る