うどん小話 その七十七 H課長
N自動車販売会社の話が2話続きましたが、ついでにもう一話書きます。
小話七十六に出てきますH課長の話です。
美術館の絵画鑑賞に行く数少ない友人の一人です。また空手道(剛柔流)も5~6年位練習したのですが、こちらの方は才能がなく、未だに白帯。絵画は自宅にアトリエを持ち、ただいま本格的に勉強中 。星座に関する知識も豊富で天体望遠鏡を持ち、夜空を観測しています。
このH課長、名前の通り・・・・"H"。来店しますと、私との話の大半はH話です。
H課長が当店で"うどん"を食べるようになったのは最近のことです。それまでは"おにぎり"と"おでん"。なぜですか・・・・?、とお聞きしますと、さしたる理由はないのですが、子供の頃から"うどん"は食べなかったそうです。
香川県人でありながら変人!!
ところが数年前から"うどん"を食べるようになり、そればかりでなくネギをどっさりかけて食べるのです。小話七十一に登場する"葱男"といい勝負です。
子供の頃から"うどん"は食べなかったのですが、ネギだけは大好きで、削り節と一緒に醤油をかけて食べていたそうです。やっぱり変人・・・・。
近頃は、来店ごとにメニューをかえ、"うどん"を楽しみながら食べています。ネギが好きですから当然薬味の知識があり、また美術・工芸品に興味がありますから、焼物(器)の知識も豊富です。
最近のタウン誌上に現れる"自称うどん通"より、よほど立派な"うどん通"。