うどん小話 その九十九 ゴマ(パート3)
ゴマの薬味すなわち「薬」としての役割を書いて、ゴマのページは終わりとします。
(1)ゴマは身体のサビを防ぐ
最近、日本でゴマについての新しい研究成果が次々と発表されています。"ゴマリグナン"という物質が身体の中で抗酸化物質となり、身体のサビを防ぐ作用をするのがわかりました。
(2)活性酸素は老化・がんなどの原因の一つ
抗酸化力が強いビタミンEとゴマリグナンの組み合せは、活性酸素を退ける強力なコンビとなり、老化やがん・高血圧・動脈硬化・糖尿病などの生活習慣病の予防になります。
(3)老化防止に有効
老いたマウスを使った実験で、2グループに分け、一つはエサに20%のゴマを加え、もう一つのグループには加えず、7ヶ月飼育したところ、4ヶ月を過ぎるとゴマ無しのエサのグループは、毛並みがバサバサになり、目の周りにただれが出てきて明らかに老化が進んでいました。一方、ゴマをプラスしたマウスは、毛並みにツヤがあり元気。確かにゴマで老化が抑えられたのです。
(4)肝臓を強化し、悪酔いをなくす。
ゴマは肝臓を強くすることもわかっています。肝臓は、血液や食物の毒物や老廃物を分解し解毒する身体の要です。肝臓が弱ると病気になりやすくなります。
ゴマに含まれている"セサミン"が肝臓でアルコールの分解を高め、悪酔いの元となるアセトアルデヒドの毒性を軽くするのです。
お酒を飲むときはおつまみにゴマ料理を一品加えるといいでしょう。
一ページで終わらせようと書いていたのですが、ついつい長くなり、次のページにまたがってしまいました。あと3点ばかりゴマの効用を書きます。