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トップページ » うどん小話 » 第九巻 目次(161〜180) » その百七十一 クエ(パート2)

うどん小話

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うどん小話 その百七十一 クエ(パート2)

クエの味について書く前に、クエの謎にせまってみます。関東ではクエのことをモロコと呼び、北九州ではアラと呼ばれていると思っていたのですが、これがどうも違うらしい。

香川県農水課に問い合わせますと、アラはスズキ目スズキ科アラ属で、クエはスズキ目ハタ科マハタ属ですと教えてくれました。ルーツが同じスズキ目なので本職の魚屋さんでも勘違いするらしい。モロコはクエと同種で、関東での呼び名のようです。

いずれにしても水深100m〜200mの岩礁帯に棲息している深海魚で、今では幻の魚と呼ばれています。クエは大物になると80kgを超えるのもいるようですが、一般的には20kg〜30kgのものが市場へ出てきます。価格は夏場でキロ当り5,000円。冬場になりますと10,000円以上はするそうです。

さて味についてですが、口の中に入れてまずビックリしたのは、魚の感触がしないことです。色はといいますと、白身にピンクが射し、油の乗りもいいので切り身の表面はキラキラと輝き、どうみても魚には見えません。この食感を他のもので例えるならば、スッポンかトラフグ(2kg以上)の身のようです。 ゼラチン質がたっぷりあるのも、スッポン・トラフグと同じです。

スッポンも大物トラフグも食べたことのない方は、例えは悪いのですが、上質の鳥肉(カシワ)の食感を想像してください。魚でもない、肉でもない、なんとも不思議な歯ごたえがします。これをポン酢で食べるのです。鍋が煮えあがるまで"薄作り"で一杯やるのですが、これがまた他の魚には無い舌ざわりで、フグとも違うコリコリ感。これもポン酢で食べます。その他"から揚げ"も食べてみたのですがこれはもう完全に鳥肉です。

「頭」の解体で、このようなクエ料理のフルコースが経験できたことを、K先生とA料理店の御主人に感謝します。一生に一度あるかどうかのことなので「うどん小話」に書きました。

次のページからは、うどんの話にかえります。

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