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うどん小話 その百七十八 チャボと孔雀(パート5)

チャボの原産地はチャンパ(現在のベトナム中部アンナン地方)で、江戸時代の初めに日本に持ち込まれ、チャンパがなまってチャボになったとされています。現在、日本では20種類以上のチャボがいます。当店にいるのは「碁石チャボ」(オス1羽・メス2羽)、薄毛猩々チャボ(オス2羽・メス2羽)、柱チャボ(メス1羽)の3種類です。

どの種類も小さく、かわいらしいのですが、気性の激しさはものすごいものがあります。オスどうしの喧嘩は壮絶なものです。あのかわいらしい顔からは想像ができません。先日も、「碁石」と「猩々」の喧嘩があり、今でも2羽の顔とトサカには血糊がべっとり。

このチャボの他、烏骨鶏(オス1羽・メス3羽)がいます。この烏骨鶏の卵は人気があり、友人・知人に差し上げています。チャボ8羽と烏骨鶏4羽、孔雀(オス2羽・メス3羽)の合計で17羽いるわけです。この17羽の親分(園長)が私です。親分の特権でチャボの卵はほとんど私が食べています。そのうえ孔雀の卵まで食べるのですから元気なはずです。

別館を新築するまではトリ小屋が3ヶ所あり、世話をするのが大変でした。小屋の作りも頑強でなかったので、野犬に襲われることが度々あり、一度は3羽惨殺されたこともありました。この場合、親分として黙っているわけにはいきません。絶対に敵をとってやると心に誓い、大内保健所で野犬狩りのオトリ小屋を借りてきました。翌日、ものの見事に野犬群団の親分を捕獲しました。この野犬の親分の犬相の悪かったこと、今でも思い出すことができます。

その後、トリ小屋は1ヶ所にし、栗林動物園の園長さんの指導を受け、頑強な小屋に作り替えました。これで敵はとったのですが、殺された3羽の孔雀はどうなったか・・・・?

この話は次のページでいたします。

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